CDの販売方法が変わる!? 〜音楽配信にどう対抗するか


今日はCDの販売について。


CDの売上はiTunes等の音楽配信

あるいは、携帯での着歌フルの普及により落ち込んでいる、

というのは皆さんもご存知の通りだと思います。


実際、確かにここ数年CDなんて買ったことがありません。

(年をとったとも言う)


そんなCDを画期的な販売方法で売り出す会社が現れました。


CD制作・販売チェーンのディスクユニオンです。


その手法とは、

「ジャケットを別売りにする」というもの、


そしてCD単体は音楽配信並みの値段に抑え、

販売を促進する狙いです。


CDとジャケットを分けると良いこととはなにか、

それはより細かいセグメントで勝負でき、

販促がやり易いことです。



消費者としては

色々な買い方が考えられます。


音楽配信で買った人が歌詞カードを目的にジャケットを買う、

そもそもジャケットだけ欲しくて買う、

CD単体のみ欲しくて買う、


これにより


「基本的に車の中でした聞かないのでCDのみで十分」、


あるいは


「ジャケットだけ複数欲しい」


というニーズにも答えることができるわけです。



前述したとおり、

売る方は、これまでのセグメントをさらに分けることが可能で、

例えば


「20代後半の男性層」


というセグメントをさらに深堀りして


「20代で車を所有している男性層」


というようにもできます。


特定のアーティストの熱烈なファンかどうか

というところもひとつのポイントになってくるでしょう。

(ジャケット購入の有無)


それに応じてポジショニングも変えていけば

売り方にも幅ができるというものです。



このアイデアは単純なようですが、

売るほうも買うほうもメリットはかなり大きいと思います。


若年層を中心に音楽配信が当たり前のようになりつつ今、

大手レコード会社も苦しんでおり、

実は3年後にはこうしたCDの売り方が主流になっているかもしれません。