子育てママの需要を考える 〜スキップキッズの試み




今日は子育てとお酒について。



スキップキッズというお店があります。

コンセプトは、



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子供たちを安心して遊ばせ、そのすぐ周りで

ゆったりとおくつろぎいただけます。

子育てを頑張るママパパのホッと一息つける親子カフェです。

どうぞ、遊びに来てください。

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(スキップキッズのHPから引用)


これだけ見ると

よくありがちな親子カフェに見えますが、

このお店がお酒が豊富だそうです。


ビール、カクテル、梅酒・・・実に30種類。


親子カフェなのに、です。


私も2歳の子がいるから良く分かりますが、

とてもじゃないが居酒屋に子供はつれていけない。


それはやっぱりタバコの煙の問題だったり、

騒がしさが半端なかったり、


色々と環境面でよろしくない、


もうひとつは世間の目というものもありますね。


たまに居酒屋で

子供連れのママさんを見ますが

子供はDSとかやってたり、泣いてたり、

ちょっとなぁ、と思ったりします。


一方で親としては

ママさんの気持ちも分かります。

子供がいるから外で飲めない、というのもちょっと、と。


そういうことのひとつの解決策としての

スキップキッズ、


よいコンセプトだと思います。


同店の利用客は、3つのタイプに別れるそうです。


午前中は、2〜3歳の子連れママが飲み、

午後からは幼稚園帰りの子連れママが飲み、

夕方から夜にかけては保育園帰りの子連れママが飲む。


午前中から子連れで飲むって

ちょっと他の場所ではできなさそうです。


っていうか、そんなニーズがあるとは・・・。




お酒をそろえることで

客単価も一般の親子カフェに比べて高い、

特に夕方以降は4800円にもなるそうです。


ママさんの動向というのは

子供向け商品やサービスに大きく影響するため、

子育てママのセグメンテーションというのは重要です。


子育てママそのものをターゲットにした場合、

そもそもお酒というのはタブーかと思っていました。


同店も最初から子育てママにお酒を・・・

的なポジショニングをとっていたわけではないようですが、


色々な業界でもう打つ手がなくなり、

低価格競争やカラーバリエーション戦略等が行われている中で


常識を疑えば、ニーズというのはまだまだありそう、

そんなことを思わされるスキップキッズの試みでした。