カーナビの真のターゲットは誰なのか
今日はカーナビについて。
昨日の新聞にカーナビの低価格化がすすむ
という記事がありました。
ことは、カーナビが現在高すぎて、
安
くてよいものを、
という時代に合っていない、
だから低価格競争を・・・みたいな感じでした(乱暴)
ということで、
クラリ
オンが方針をそう変更し、
6月に据え置き型カーナビ「スムーナビ」を提供するそうです。
省エネルート探索機能を新たに持ち、
燃
費効率の良いルートを探すとか。
そして、お値段は
10万〜15万、
従来モデルよりも5万〜10万も安
い!
超お得ぅーーー!!
って言うと思います??
高いわ!!!
燃
費効率の良いルートって
製品特性モデルでいうと、
「実体」というところでしょうか。
オムツで言う「通気性」と同じような立ち位置
です。
付随機能ではなく、
実体で勝負、というところが
もう製品としては成熟期にあるということです。
カー
ナビとしてはまだ画期的な実体機能が追加される可能性はありますが、
根本的に「中核」の改革がおこって欲しいものです。
ここまで
書いて、
製品特性モデルではあまりカーナビは話題が広がらないことがわかりました。
それは、多分各社がそこで勝負していないということで
すね。
それでは、ということで価格で考えてみると、
どのメーカーも価格以上の価値を提供しているようには見えません。
い
わゆる、ユニクロのような
高価値戦略とかグッドバリュー戦略というのは
やっていない。
これがカーナビ業界があまり活発で
ない原因のようにも見ています。
高機能のものは高い、
逆に機能が少なかったり機能としても最低レベルだったりするものは安い、
普
通です。
だからどうなるかというと、
高いお金を出して高機能を追求する人と、
高機能を追求しているわけ
ではないけど
それなりのお金を払わざるを得ない人と、
ポータブル型の安価なカーナビを実現する人が
分かれているのだと思
います。
そして、ポータブル型が今人気です。
ひとつはそれが時代に合っているということもいえると思います。
自
転車が流行っている中で自転車にも取り付け可能とか、
そういう価値を提供し易いからですね。
一方で、それ以外のセグメントに対し
ては
もっと攻め方を考えるべきではないかと。
ひたすら高機能を追求する人は
黙っていても買うからいいですがそれは一部の
人でしょう。
セグメントとしては広い「それなりのお金を出している層」を
もっと細分化して攻める必要があるんだと思いま
す。
要は一般化からまだ脱し切れていないというか、
ターゲットが広すぎるように見える、
一消費者としてはそう思うのですが
どうなのでしょうか。