ビールに重要なのは「味」か「CM」か
ビールのKBFにもっとも影響を与える要素は何だろうか。
第3のビールの冠するバイヤー調査にそれが
垣間見えました。
第3のビールに対する大手4社の14ブランドでの
ブランド調査がありました。
5位から2位、
5位 オフ(アサヒ)
4位 麦と
ホップ(サッポロ)
3位 クリアアサヒ(アサヒ)
2位 金麦(サントリー)
そして栄えある1位は・・・
じゃ
んっ
1位 のどごし<生>
でした。
なんというか圧倒的です。
ブランド採点で
は、
2位の金麦の321ポイントに対して、
357ポイント、
ターゲットの設定が甘いといわれながら
堂々の1位で
すね。
何といってもブランド力が圧倒的です。
テレビCM等の広告・宣伝も効果も高いという評価もあります。
ちな
みに「味」で首位にたったのは
総合2位の「金麦」でした。
皆さん、ぜひ今日の帰りには金麦を買って試してみてください。
個
人的には「クリアアサヒ」が好きですけどね。
クリアアサヒは3位と検討しているものの、
実はCM、味、ネーミング、利益率、ブラ
ンド力などの
13カテゴリの中で首位はひとつもありません。
まさに総合力の3位なのですが、
やはり1位になるには
突
出したものが必要ということはいうまでもありません。
この調査で面白いと思ったのはバイヤーの仕入れ基準です。
バイヤー
が何を基準に仕入れているか、
一番重要視する基準は、
テレビCMなどの広告・宣伝
だそうです。
「最
初の販売につながるのはテレビCMの内容」
という現実的な意見からのようです。
もちろん味を軽視しているわけではありません。
同
基準の2位は「味」でたったの2ポイント差です。
この結果は実に的を射た結果だと思いますが、
味とCMのポイントが近いのは偶然
ではありません。
商品はまず手にとってもらうことと、
リピーターになってもらうこと、
が重要です。
そ
うであるならば、
最初の販売につながるCMの内容が重視されるのは当然で、
まずは手にとって貰うため、とりあえず買ってもらうために
と
ても重要なのです。
そして、2回目を買ってくれるかどうかは、
味が決め手になります。
だから当然バイヤーとして
は味が重要なわけです。
これはどちらも欠けてはいけないところです。
覚えておかないといけないのは、
良
い製品・サービスだからと言って
それだけで売れるという時代ではない
ということです。
現実に裏打ちされ
たこういう調査結果を見ると
ますます心にしみますね。