おかきを無料で!? 〜播磨屋本店の顧客開拓と世界戦略


今日は和菓子にからむお話を。



播磨屋ステーションというものがあるそうですね。

昨年10月に福岡に開設され、

その後、京都、東京、大阪にも開設されました。



その正体は、

お菓子メーカー播磨屋本店が営業する

おかきやコーヒー、ジュース等を無料提供するカフェです。



無料サービスといえば

最近は手法としてよく使われていますね。



マックも

「100万杯を0円で!」

とコーヒー無料キャンペーンを実施しました。

今後は夜(夕方?)に拡大するそうです。



コーヒーに自信があるからできる戦略であり、

新たなリピーターの獲得とついで買いを誘発したことでしょう。



少し話はそれますが

オリコン

「コーヒー専門チェーン・ファストフードチェーン人気ナンバー1コーヒー」

を発表していました。



それによると、



1位 マック

2位 ドトール

3位 モス

4位 スタバ

5位 ミスド



だそうです。

詳細を見ると味や香り、後味ではスタバが群を抜いているようですが、

やはり価格が決め手なんでしょうか。



話をもとに戻しますと、

無料で色々と提供する播磨屋ステーションの目的は何かというと、

もちろん前述のマックと同じ狙いはあるでしょう。



しかし大きく異なるのは商品のカテゴリです。

マックはコーヒーでしたが、

播磨屋の中心商品は、おかき・せんべい・もち等の米加工品です。



私も実家を離れてからというもの

娘の誕生日等々で洋菓子は口にすれど、

おかきなんかは中々口にしません。



つまり、若い層を中心にそうしたオカキ等を知らない人たちに対して、

魅力を伝える場なのだろうと思います。



おかき自体は目新しい商品ではないですが、

実はあまり口にしたことはない潜在顧客はとても多いのではないでしょうか。



現に、無料カフェを設けることによって

知名度が上がり販売増にもつながっていると言います。

特に東京ではおかきの販売が前年おりも30%も伸びたそうです。



無料カフェをきっかけに新たな魅力に魅せられた顧客が

贈り物や口コミで広がりを見せる、



昔風に言えば「損して得とれ」というところでしょうが、

「損して」というところにはそう簡単には踏み切れません。



同様の考え方で、

同社は海外にも進出予定だそうです。

私は海外でもきっと当たると思っています。



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