日本の伝統とフランスの伝統の融合美 〜群馬県永井酒造の挑戦!
今日は日本酒の話題です。
お好きな方は多いでしょうか。
私はちょっと苦手ですね。
詳しい方で、
「MIZUBASHO PURE」
という日本酒をご存知でしょうか。
実はこの日本酒は発泡性清酒、
シャンパンのような日本酒なのです。
このお酒は、08年に東京国際映画祭で食前酒として
振る舞われました。
世界の10カ国に輸出もされており、
スペインの超有名レストラン「エル・ブリ」にも採用されているそうです。
製造元は、
群馬県川湯村の永井酒造
、
ベースとなるのが吟醸酒「水芭蕉」です。
この「水芭蕉」は海外へ輸出されて広く知られるようになりました。
そして、フランスのワイン商と出会い、
伝統あるシャンパン作りの製法と
日本酒作りの知恵をかね合わせて数々の失敗を乗り越えた結果、
08年4月に「MIZUBASHO PURE」が完成しました。
その後、前述の通り世界から素晴らしい評価を得ています。
このMIZUBASHO PUREの存在を知ったとき、
私は自分の中の固定観念をとても感じました。
自由な発想、とはよく言いますが、
人には見えない固定観念があるものです。
特に日本酒という日本の伝統の分野で
それを発泡性にするなんて考えもしませんでした。
製品化には反対もあったと思います。
そんなものは日本酒ではない、
という声もあったのではないでしょうか。
モノが飽和しているという(先進諸国の)世の中、
まだまだ可能性はあるな、と思わされるとともに
日本の伝統もまだまだ研ぎ澄ませれば世界に発信できる、
そんな日本の底力に勇気を貰いましたね。