AKB48の総選挙から考える購買行動の未来


先日、AKB48の総選挙がありました。
まさか号外まで出るとはびっくりしましたが
結果はというと、

1位 前田敦子
2位 大島優子
3位 柏木由紀
4位 篠田麻里子
5位 渡辺麻友
6位 小嶋陽菜
7位 高橋みなみ
8位 板野友美
9位 指原莉乃
10位 松井玲奈
11位 宮澤佐江
12位 高城亜樹

でした。

たしか2007年結成でしたか、
ずいぶんと有名なグループになりました。

コンセプトは
「会いにいけるアイドル」

会いにいったことはないですが
初期は秋葉で会えたことでしょう。
(メディア選抜組は最近はあまり会えないとか)

ここまで大きくなったので
言わずと知れた秋元康さんの手腕でしょう。

会えるアイドルという位置づけにより
身近で手の届く存在のように思わせ、
総選挙により、自身が誰かを育てる感覚を持つのでしょう。
なんにしても話題性はぬきんでています。

このファンが「育てる」というところに実は面白みがあります。

要は未完成品を世に出して、
みんなで完成させていこう、というスタイルなわけです。
(別に悪い意味の未完成というわけではないのでファンの方はご容赦下さい)

消費者の購買行動には
代表的名なものにAIDMAやAISASがあります。

どちらかというとAISASに近い気がします。

「Attention」(注意が喚起され)
「Interest」(興味が生まれ)
「Search」(検索し)
「Action」(購買し)
「Share」(情報を共有する)

がここにGを入れて、AIASGというのはどうでしょう。

「Attention」(注意が喚起され)
「Interest」(興味が生まれ)
「Action」(購買し)
「Share」(情報を共有する)
「Grow」(育てる)

Actionの位置が微妙ですが、
こうしたサービスの提供側と受けて側が
ともに育てる、という手法は今AKBによって注目されています。

完成品を提供する、というのは今まで当たり前の感覚でしたが、
まずは未完成品を提供してから一緒に良いものにしていきましょう、
というモデルはこれから勢いをますかもしれません。

そうするとコストはどうなるの?
とか
業務への影響
とか
色々と問題があるのは承知しています。

でもきっとそれが上手くまわる製品やサービスがあるはずですし、
フリーミアムのような無料を上手く使うモデルが出たように
新たなモデルが生まれるのではないでしょうか。

そしてそれはそう遠くない未来、
そんな気がしています。

標準的になるかどうかは別として。