納豆カレーはコミケ以外でも売れるのか!?
今日は納豆・・・かな。
先日ガイアの夜明けを見ていましたら、
だるま食品という水戸の納豆中心の食品を扱う会社が
納豆カレー
をどう売るかというお話でした。
見られた方も多いと思うのですが、
それを売るにあたって
とっかかりをどこに見出したかというと、
コミケでした。
正式にはコミックマーケット、
有名ですね。
確か夏と冬にあるんでしたっけ?
義姪も漫画家志望で、
うちにそのために泊まりにきてたこともありました。
3月にはコみケッとスペシャル5として
水戸で開催されるそうです。
それも睨んだことなんだと思いますが、
昨冬のコミケで納豆カレーを販売し
5000個を完売、
250万程度を売り上げていました。
(ちなみに価格は500円)
パッケージには
「介錯」という方のメイドキャラが描かれ、
中には同キャラ(だったかな?)のカードが入っており、
メイドキャラがレシピを教えてくれるらしいです。
カードは全部で3種類、
5、6個買えば全種揃う(だろう)とか。
そして、だるま食品のHPに行くと
そのメイドさんのコメントが載っていました。
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まだまだ半人前のドジッ子メイドなとかはカレーを前に悩んでいた。
「う〜ん、ご主人様のために、健康にいいメニューを・・・あっ!」
なとかの前には、とっても美味しい茨城産大豆100%の納豆が!
「これだわ!愛情たっぷり、納豆カレーよ!」
この思い付きが、なとかの運命を変えることにまだ彼女は気づいていなかった
(続く・・・)
=====================(だるま食品HPより引用)
とここまでが前フリでして、
そのガイアの夜明けを見ていて、
番組として戦略的なところは切っているかもしれないけど、
とても見ていて売れるようには見えませんでした。
しかし、私の予想に反して完売・・・。
予想を裏切られたので、
ちょっと真面目に分析を試みました。
製品特性分析です。
納豆カレーはどんな価値を提供したのか。
中核、実体、付随機能の3層モデルで考えて見ましょう。
「中核」はもちろん「味」でしょう。
味には頑張っているようで、ネットでも好評でした。
では「実体」はというと何だろう・・・
製品の特性を構成する要素、
茨城県産の大豆を100%使用というところでしょうか。
最後に「付随機能」、
付随機能は、中核に直接影響は与えずとも、
それによって製品価値を高めている要素ですが、
まさにキャラの「パッケージ」や3種類の「レシピカード」がそれにあたるでしょう。
では製品コンセプトはというと、
Who(誰が),When(いつ使う),Where(どこで使う),How(どのように使う)
が明確かということですが、
Who?
When?
Where?
How?
よく分からないというか、
普通のレトルトカレーとコンセプトは
変わらない気がするのですよ。
となるとやっぱりなぜ売れるかが分からない。
というより、コミケで売れるのは特別な市場なのでよしとしても、
今後、恒常的に売り出すつもりなら
売上が持続するのかどうか、
やっぱり疑問です。
(でもネットでは予約殺到とか・・・ますます分からない)
とここまで考えて、
そもそも製品特性分析で
中核価値が「味」ではないのではないか、
ということも考えました。
付随機能と思っていたパッケージやレシピカードが中核で、
味や水戸納豆が特性なのかも・・・とか。
そう考えるとちょっと納得がいきますし、
コンセプトも意外とはっきりしそうです。
そういうことなのか、と思いながらも
「それってずっとターゲットを限定して売っていくってことなの?」、
という疑問も・・・(本来の目的は自社への誘導のはずだが)
なんてやっぱりしっくりこない
素人の私がいたりするんですよねぇ。
なんか分かる人はよきアドバイスを下さい。