『ブランディング』は「社会」と「時代」を見なければならない!!


昨年末、宇佐美さんという方の、

簡単なグループ演習のセミナーがあって

参加しました。



宇佐美清と言えば分かる人は分かると思いますが、

あのキットカットの広告に携わっている人です。



受験応援キャンペーンとか、

キットメールとか、



超有名ですね。



今年の9月には

カンヌ国際広告祭メディア部門でグランプリを

受賞されています。





そんな方のセミナーだったので

すごい人たちがいっぱい来るのかと緊張しながらも行って来ました。



色々な方がおられたのですが、

中に1人大学生が・・・。



早稲田大学2年生でした。

志高いなぁと思いました。





そのセミナーは、ブランディングのワークショップで

印象深いのは、



ブランディングは社会と時代を見なければならない」



という言葉でした。





宇佐美さんは、

キットカットの他にも

ニトリトヨタぐるなびnikonなんかに

携わっておられます。



(宇佐美さんはプリウスには関わっていないそうで、聞いた話だそうですが)

昔、トヨタハイブリッド車プリウス」の

広告・コミュニケーション戦略の中で



トヨタでは、



「ハイブリッド」



を推す方向でほとんど決まりかかっていたそうです。



当時の社長である奥田社長(会長?)は、

それをひっくり返されたそうです。





「ハイブリッドを推したところで、そんなところは日産がすぐに追いついてくる。

そうではなく、『エコ』を推すんだ」





と。





これがまさに社会と時代を見ているということだ、

と宇佐美さんは言われていました。





機能的な価値はいずれ追いつかれる、



そのとき競合と戦えるのは情緒的な価値であり、

それをもとにブランドがどう思われるべきかとか

戦略アイデアを考える、



機能的価値はとても優れているのに

ブランディングを失敗すると、

数年後には競合と泥沼な戦いをしなければならなくなってしまう、



今までブランディングに関する本なんかも

読んできましたが、



考え方をとても実感できたセミナーでした。





ブランディングの基本は

「好きになって買ってもらうこと」



分かり易いですが実践は難しい・・・。





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