口コミを期待するなら準拠集団を狙いうつ


今日は口コミについて。



口コミについては色々とあるのですが、

一番考え易く効果を狙うには準拠集団を狙うことです。



準拠集団とは、

何かを考えるときに

影響を与える集団のことです。



例えば、技術面で尊敬している先輩が



「この本いいんだよねぇ」



と言っていた本というのは

買おうかな、と思いませんか。



あるいは、経営者を目指している人が、

尊敬している経営者が

「これが私のバイブル」

なんて言っていたら買ってしまいますよね。



そういう人たちのことを準拠集団といいます。





では、そういった人たちが口コミ行動を起こす、

つまり、人に言う場合にはどういうことがきっかけとなるのか、



それは、



満足度が非常に高い、







満足度が非常に低い、



場合という研究結果がでています。





自分が人に話すときのことを考えても

これは納得できます。





買った本が感銘をうけるほどに良かったら

人に勧めたりしてしまいませんか?



あるいは、どこかの店舗の店員の対応が非常に悪かったら

その不満な思いを誰かに言いたくなりませんか?



ブログに書きたくなりませんか?





あると思います。(笑)







広告業界は不振ですが、

優れた広告というのは、



紙面だけでなく、

Webや動画、口コミも含めて

上手い活用をしています。



上手いというのは色々な方法や媒体を

適材適所で使用しているということです。



高額の商品と衝動買いするような製品を

同じ攻め方では消費者は受け入れるはずもありません。



商品にあった戦略、

これがいわゆるクロスマーケティングといわれるものです。

(必ずしもすべての媒体を使うのがクロスマーケティングではない!)



マーケティング的には

口コミの占める影響というのは

年々増加しているような気がします。



Fit'sのダンスコンテストなんかは

口コミが大きく寄与していると思いますが、



でもそれはFit'sのとてもしっかりした

ぶれない戦略が根底にあるからですね。



口コミというのは、

やたらそれだけで先行している感が否めませんが、



その根底には基本的な戦略や準備というものが必要、

ということは間違いなく考えておかなければならないところだと思います。