通りすぎる看板と立ち止まる看板、その費用対効果は!?


今日は看板の話。



看板といっても

デジタルではなく静的な看板です。



街では良く見かけますね。

私は意外と看板やPOP批評が好きで、



こんな看板では客は入らないだろうなぁ、

とか

こういう書き方はお店側の立ち位置だねぇ、

とか

考えたりします。



看板というのはとても重要です。



どのお店にいくかを決めている場合は問題ありませんが、

知らない土地でどこにいこっかぁ、なんて時には

看板が一番頼りになるものです。



なので、オフィス街のような場所よりも

観光客が多いような場所や、

ちょっと奥まった場所、



そんなところでは看板の存在感たるや、

計り知れないと思います。



そんな効果が語られた記事がありました。



日経レストランによると、



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店名を大きく表示した看板を掲げる飲食店は多い、

だが、たいていの客は「何の店か」を知りたがっている。

それに一目で答えられる看板を導入することが

業績の劇的な改善につながるのだ

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まさにその通りだと思います。



実際に、三重県のとある焼肉屋では、



「韓国料理 団欒」



という店名が大きかった看板を



「おいしい焼肉」



と大きく書いてその下に店名を小さく書いたところ、

売上が前年同月比より8%も増えたそうです。



また、葛飾のとある中華料理店でも



一押しの餃子の写真を表示して

「表面パリッと中はジューシー!50年の伝統の味」

としたところ、

日商が1万円アップしたそうです。



消費者からすれば

中華料理全般を宣伝されるより、

売りである「餃子」にフォーカスをあててくれた方が、

心魅かれます。

(餃子に興味がない人は逆にこなくなるでしょうが)





看板というのは電子も含めそれ相応の費用もかかるし、

大掛かりで簡単には変更できないものですが、



ここへの投資対効果というのは

実は大きい、そういうことですね。





これは我々の業界には全く関係のない話ではなく、



HPのトップページやメールマガジンのタイトル、

パンフレットで最初に目が入るところ、



というのは同じような効果をもたらすはずです。





そういう意味では「広告業界」の動向のようなところというのは

どの業界でもチェックしておくべき、

そう思います。



逆に広告業界の動向は消費者の動向をあらわしているので

そういう意味でも結構勉強になることは多いですね。