人それぞれに合った得意な分野と能力の相性

この記事は約1分で読み終わります。

昨日、久しぶりに長らく離れていた自部署の先輩と仕事の打ち合わせをした。そこで思ったことはやっぱりこの先輩の凄さが群を抜いているな、と。人には色々な能力があって仕事全部ができる人なんていやしないが、私が思うこの先輩の群を抜いた能力とは「イメージを形にしながら物事をまとめていく力」だろうか。それはもうおそらく社内では随一と言っても過言ではないだろう。その先輩が自分でそれを気付いているかどうかは分からないが、それは凄い能力であり、おそらく本人もそれが楽しいのだと思われる。

人にはプログラムが好き/できる、とか顧客交渉が好き/得意、とかリスクヘッジが好き/得意、とか業務に直結するような能力があるが、そうではないものもある。「物事を抽象化する力」とか「人を盛り上げる力」とかそういう能力は何かとセットじゃないと評価されにくい。でもそういう能力の積み重ねがその人の評価を支えていることは間違いない。

実はそういった能力は自分が気付いていないだけで多くの人が持っているのではないだろうか。自分が「こういうやり方は好きだし、自分ならできると思うけど、今までのやり方と違う」とか思って引っ込めているやり方やら思いなりを引っ張りだしてきて、どうやったらそれができるだろうかと考えてみればよい。言わば「自分の土俵で勝負する」ことを考えるわけだ。苦手な他人の土俵で勝負してみすみす負けるくらいなら、自分の土俵の方がまだ技も磨きやすい。

先に挙げた先輩の話でいくと、こういう自分にない強さを持った人でかつ前向きな人と仕事をするってのはやっぱり
仕事の楽しさがまったく違う。自分のそういうところを見つけるというか理解することも重要だけど、運任せにしすぎず、若い内から人のそういうところに注目して自分の苦手なところを補完する、いわば相性の良いパートナーを見つけるということにも注力しておくと将来的に今思っていることよりも凄いことができる可能性が最大化する。