海外サッカー選手の活躍に見る文化と個性

東洋経済に面白い記事がありました。

週刊 東洋経済 2011年 7/2号 [雑誌]

海外サッカー選手、
多くなってきましたが、最近、海外で活躍する日本人には
ひとつの共通点があるそうです。

それは、良い意味で

「日本人の感覚を捨てている」

ということだそうです。


日本の文化には特徴がたくさんあります。
公に人のせいにしないとか、
自慢せずを美徳とする、とか
こういった文化はよくも悪くもあるのでしょう。

では、たとえば長谷部選手がドイツに移籍したとき、
まず学んだのは「人のせいにすること」
だったそうです。

もちろん長谷部選手は基本的にそんな選手ではありませんでした。
しかし、ドイツではドイツの郷に従って
自分のプレーの出来にかかわらずチームメイトを
怒鳴るようにしたそうです。

本田もオランダでは日本にいたときのようなパス主体ではなく
個人で突破するタイプになりました。

日本の文化、
それは世界に通用するものではありません。

というと誤解があるかもしれませんが、
場所場所の文化に合わせながら
日本のよいところを合わせで相乗効果で
実績をあげていく、
というのが良い方法なのだと思います。


これは何も海外サッカーの話だけではありません。

たとえば、職場や企業の文化というのは
否が応でもあるものです。

でもその企業の文化が合わないから、
といって反発ばかりしていても
個人の成長はあまり望めないのではないでしょうか。

まずはその文化に合わせることも必要です。
その上で、自身の個性をそこにどう合わせて
ともに(個人が?)発展していくのかを考える、

そういう意識は重要ですし、
そうでなければやりたいことはきっと何もできません。

別に朱に交われ、
と言っているわけではありません。

どこにいても集団にいる限り、
その集団の文化から逃げることはできません、

ならば、その文化と自身の個性を
うまく融合する方が得策ではないか、
そしてその先に文化の変化や個人の成長がある、

そういうことだと思います。