ハッピーセットに込められたオモイ 〜マクドナルドの舞台裏
今日はハッピーセットから。
一昨日、
アジャイルメディアネットワーク主催の
ある会がありました。
その名も、
マクドナルド「ハッピーセットの舞台裏公開」ブロガーミーティング
なんて面白そうな企画、
と
思って応募したらば、
見事抽選に当たった（いや全員いけたっぽい）ので行ってきました。
場所はマックのテストキッチンなので、
非公開というか秘密
なので言えませんが、
中々楽しいものでした。
そして、実は今日26日金曜日から
ハッピーセットで「ぜんまい
侍」が限定発売されます。
（ぜんまい侍を知らない方はこちら
）
ひっしょうだんご剣、
発売に先駆けてもらっちゃいまし
た。
娘のお土産として最高ですww
じゃん、
娘も早速遊んでおりました。
（もうちょっと笑顔の写真が撮りたかったんですがスミマセン・・・）
さて、ハッピーセット、
そもそもマクドナルドはどういった人を対象にしているかというと、
3〜8才、
これは私が思ったよりもほんのちょっと高かったですね。
私は
2〜6才を想定していました。
（小３って本当に遊んでいるのだろうか・・・）
購入決定者はもちろん主に母親、
なので子供目線ばかりではなく、
母親目線での商品の訴求力が必要です。
ハッピーセットの企画で注力しているところ、
・面白い
・驚きがある
・１人でも友達
とも遊べる
・キャラクターの世界観と合う
・マクドナルドの世界観と合う
といったところでした。
と、いうことは
人気のあるキャラクタであればよい、
というわけでもありません。
なぜならハッ
ピーセット（のおもちゃ）が１人歩きして、
マクドナルドとの関わりが希薄化してしまったら、
企画の意味がありませんから。
双方のブランディングともかかわるところで
難しいところでしょう。
例えば、
暴力的なキャラはいくら人気があったとして
も
マクドナルドにはそぐわない、
というのはひとつの良い例ですね。
そして、個人的に一番興味深かったのは
安全性の追求です。
ハッピーセットのおもちゃは、
電池が入っているものが多い、
なので、電池は三角ネジという
市販のドライバでは開かないものを使っているそう、
（電池を飲み込むことがないように）
そして、ゲージテスト、
これは子供
ののどを通らない大きさであるかどうか
のテスト、
さらに強度テスト、
対象年齢が低いことから、
「噛んでも壊れない」
ことのテストです。
破片を飲み込む危険がないように、
ということでした。
商品に対するトレーサビリティも確保していて、
とてもターゲットを意識した開発だと思いました。
では、そもそもこうしたハッピーセット
の
コンセプトは何なのか、
それは、
親の知識ストックをもってキッズを楽しませ、
知育にも役立てるもの、
とてもそのコンセプトを
守っている感が伝わってきます。
思えば親の知らないようなキャラ
や
グッズはハッピーセットにはない、
それは、親の知識で子供を楽しませる、
というコンセプトを愚直に守っているからなん
ですね。
そして、知育に役立てる、
それは商品によって差があるとは思いますが、
生き物や動物、スポーツ、アウト
ドア
などそうした題材を扱っていきたい、
という開発者の方の言葉は
すごく伝わってくるものがありました。
（じゃぁ
ぜんまい侍は知育に役立つのか？というのは・・・）
ひとつのハッピーセット企画に
ほぼ１年半ほどかかるそうですが、
子供の流行も一瞬であることを考えると、
コンセプトや世界観をあわせながら
１年半後に最適なものを送り出す、
それは並大抵のことではないと思います。
ビジネスとかそういうことから離れても、
マクドナルドのグローバルな世界観の中で
最適なものを、
という思いは伝わってきました。
最後に、こうした企画はマクドナルドとしては
初だそうです。
ファーストフードでは
リーダー企業として独走しているマックですが、
こうした取り組みを進めていくと
またさらに顧客の視点を取り込み、
基盤を強化できると思います。
（バイラルコミュニケーションの視点からも）
あ、そういえば当日司会をして頂いたAMNの甲斐さん、
プレゼン中にスクリーンに思いっきり被るのはやめてください（笑）
【参考ページ】
http://agilemedia.jp/report/
■ハッピーセットサイト
http://www.mcdonalds.co.jp/
■ぜんまいざむらいサイト
