戦略バランスをどう保つのか 〜メジャーリーグの事例から


今日はデプスチャートについて。



デプス
チャートとは、

全ポジションをカバーできているかどうか、

人材層の厚さ、言い換えると

チームとして各分野にどのくらい投資してい
るかを示すものだそうです。



メジャーリーグでは、

ゼネラルマネージャーがチーム力を

ビジュアル化するのに使っているとか。





よく日本でも

プロ野球のシーズンが始まる前になると

戦力予想として、



球場の絵に

どこに誰、なんて名前プレートを置
いたりして

分析していますね、スポーツニュースとか。



ああいうイメージです。



では、すべてのポジションをカバー
する

ということはどういうことなのでしょうか。



HBRによると、



1.攻撃戦力と防御戦力

2.新旧の流通
チャネルと地域

3.明らかに異なるストラテジックインテント(戦略的意図)



のバランスを図ることを意味する、



となっています。



1は当然として、

2はどういうことかと言うと、



「新しい流通チャネルや地域を意識的に開拓してい
るか」、



ということです。

そして、その開拓に関連して、



いつまでも同じストラテジックインテントではなく、

それが異なるアイデアがあるかどうか、ということが3の言わんとするところです。



少し大きな話になりましたが、

大なり小なり

このデプスチャートというのは利用する価値があると思っています。



会社としてというレベルではなくて、

例えば、プロジェクトチーム
をどう考えるか、



サードを誰にするのか、

ショートは誰か、

監督にふさわしい人物であるかどうか、

コーチ(リー
ダー)は誰なのか、



もっと細かいことを言うと、

ピッチングコーチは?

コーチャーは?



あたり、プロジェク
トでも

そのあたりの細かい役割や責任は重要なところです。



現実のプロジェクトでは、

「兼務」という荒業(愚策?)がありますが、



その兼務は正しく機能するのかどうか、

こうしたデプスチャートを利用すると見えてくると思います。

(逆に下からの説得力にもなる。)



極端な例で言うと、

監督とピッチングコーチは兼務できないでしょう、

(よほどのツワモノなら別ですけど)





逆にこういう
チャートを使うと

各ポジションに配置された人たちそれぞれが

どう考えて行動するべきかが明確になる



という副次的な効果もありま
す。





今日は野球に例えましたが、

サッカーが好きな人はサッカーで考えればよいし、

チームが機能するには誰が必要


どういう責任があるのか、



ということを容易に考えたり、

メンバの頭に入るのが容易だったり、



というと
ころがキモなんだと思いますね。







今日は何が言いたいかと

チーム事情とか戦略とか色々考えるときに

色々な
ツールがありますし、

経験則とか慣例的なこともありますが、



漏れないように、とか十分であること、

とかをキチっと詰めて
いくときに



要は自分の一番考え易いやり方がよいですよ、



ということが言いたかったんです。





この
デプスチャート、

その効果として先に挙げた



1.攻撃戦力と防御戦力

2.新旧の流通チャネルと地域

3.明らかに異
なるストラテジックインテント(戦略的意図)





少なくとも1と3くらいは

経営戦略でなくとも考えるべきことなのではないかと思いますね。





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