iPhone人気の影で苦しむ姿 〜AT&Tの苦悩
今日は通信網の話を。
日本でも海外でも
iPhoneは非常に人気です。
それは、ハードの使い勝手もさることなが
ら、
アプリの便利さがうけている、
という印象をうけます。
ソニエリもエクスベリアを発表し、
いよいよ時代はそう
したスマートフォン全盛かと
思ったりします。
でも個人的には
もうお財布ケータイが使えないと
どうにもこうにもな
らない、
ので最近はiPhoneを
アプリ端末として購入しようかと目論んでいます。
そう、こっそりと(笑)
前
置きはこれくらいにして、
米通信大手のAT&Tは、
07年6月にアップルとiPhoneの
米国内独占販売契約を
結びました。
なんと言っても通信データ量が
今までの携帯と比べて格
段に多い、
その膨大なデータを処理しきれないと言う問題に直面していま
す。
そんな中、昨年の12月、
米のジャーナリストの1人がこんなことを呼びかけました。
「12月18日、太平洋
時間標準時間の正午、
すべてのiPhoneユーザにデータ量の多いアプリケーションを
きっかり1時間動かそうと呼びかけよう。
AT&T
にパフォーマンスの悪いネットワークあ
うんざりだとメッセージを送ろう」
要約ですがこんな感じです。
AT&T
のネットワークに不満をもっている
ユーザの多さが分かります。
この試みは米連邦通信委員会によって収められましたが、
AT&T
の弱点をさらすこととなりました。
こうした通信業者には
他にもベライゾン社があるそうです。
同社は、
AT&Tよりも健全なネットワークを整備しており、
アップルさえ参入を認めれば
すぐにでもiPhoneサービスを提供できるとし
ています。
ではAT&Tがベライゾン社並のネットワークの質に向上させるのに
かかる投資金額はいくらくらいかというと、
50
億〜70億ドル(4500億〜6300億円)
と言われています。
AT&Tとして難しいのは、
こ
の投資額が収益にちゃんと跳ね返るかどうかの判断です。
投資すればもちろん
ユーザーの満足度は向上するでしょうが、
その
収益がどの程度上向くのか、
投資と言うのは
費用対効果の計算など
特に金額が大きくなるとちょっとの読み違いが
大
きな誤差をうんでしまいます。
拡張現実(AR)などもこれから本格化していくだろうし、
もはや日常生活にこうした通信は
欠かせない状況です。
そう考えると素人感覚では
巨額の投資をしてもいけそうな気がします。
iPhone
だけでなく、
スマートフォン全盛の時代が来て、
さらに日常生活を送るために
大量のデータ通信をするような時代がきたらど
うなるのか、
アップルやAT&Tがこれからどういう道を選択するのか、
それはこれからの世界の国々の
ネットワー
クの未来を決めるのかもしれません。(大げさ?)
どちらにしても
AT&Tやアップルでも予想仕切れない事態、
ま
すます予測のつかない事態と
リスクへの対応力が問われる時代へのなっていく、
これからを生きていく人間として
そんな時代
に必死についていかないといけない、
そんなことを思うと不安もありますが、
未来への楽しみもありますね。