JR東海が挑む車両とシステムのまるごと輸出!!


今日はJRのお話から。



日本の鉄道が世界へ、

という話は最近、東洋経済とか、

日経ダイヤモンド(10/10号 JRの秘密)とかで特集されるなど

結構騒がれていますね。



各国も高速鉄道に力を入れており、

日本の新幹線をベースにして高速鉄道

これから世界のどこで採用されるのか、

日本としても重要な局面にあるように見えます。



その高速鉄道の輸出に積極的なのが、

ご存知「JR東海」、



09年3月期の売上高は1兆5000億強、

JRの中では、JR東日本につぐ売上高です。

(落ちてますけどね)



ライバルは、TGVを要するフランスとICE3のドイツ、



日本はN700系をもとに

各国の実態に合わせたシステムを組み込んで

売り込みを掛けています。





海外で走る日本の高速鉄道といえば、

記憶に新しい、台湾の高速鉄道がありますね。



ところが、あれは今回東海が考えているように

純日本製ではありませんでした。



システム的には、ドイツとフランスと

分け合うことになり、完全に日本メーカ主体ではなかったわけです。



今回、東海が狙っているのは

システムも含めての輸出、



当然日本メーカにとっても

是非欲しいところだと思います。

(東海系のシステムはどこが請け負っているのだろう。。。)



新幹線のメリットとしては、ライバルに比べて

定員が多いこと、

地震に強いこと、

というところが挙げられるようです。



では、具体的に東海はどこに輸出を目論んでいるかというと、

アメリカです。

オバマ大統領の高速鉄道計画あたりに照準を定めているようです。



その成り行きは見守っておきたいところですね。





一方、ではJR東日本は、という話になると思いますが、

今のところ及び腰です。



JR東は青森延伸もあれば、

その後には東北新幹線での

飛行機との戦いを視野にいれているといいます。



JR東日本としては、

海外よりも今はまだ地盤固めというところに

視点があるということのようです。



では、西日本はというと、

・・・安全性の信頼回復がまず第一、



ごもっともです。



何にしても、日本の鉄道が

システムも含めて輸出できるようになると

またひとつ真の日本の技が広がりますね。