都心型アウトレットモールの戦略はいかに!?


今日はアウトレットから



お台場のヴィーナスフォート

アウトレットが昨日誕生しました。



東京23区では始めてのアウトレットです。



アウトレット、

「できた」ということは結構耳にしますが

基本は郊外型です。



車で・・・、そして渋滞に・・・、



そんなイメージが強いですが、

今回のアウトレットは

そんなイメージも常識も打ち破る都心型です。





もともとアウトレットの道を切り開いたのは

三井不動産・・・だったと思います。



そこに三菱地所が参戦し、

三井 VS 三菱の戦いと言われていました。(多分・・・)



そこに今度は森ビルが参戦です。



新規参入の森ビル、

どんな手を打ってきたかというと、

都心型でしたか、



でも都心型の利便性というだけで

アウトレットというのはちょっと

戦略としては弱いと思います。



あまり考えていなかったのですが、

今朝、その森ビルの仕掛け人の方が

テレビで話されていて、こんなことを言われていました。



「人間の欲望というのは20分しか続かない。」





・・・だから都心型じゃないと

欲しいと思ってからすぐに買いに行けない、



とか言われるのかなぁと思ったら、



「アウトレット店から正規のお店まですぐ行ける、

ということが強みです」





おぉーーーーー、なるほどぉ。





これはちょっと考えていませんでした。



アウトレット店を見て、

アウトレット店以外の製品も見たいとか、

高くてもやっぱり正規品が欲しい、

とか思ったときにその願望がすぐ叶う、



ということですね。



アウトレット単独での売上ではなく、

ブランドとしての売上の相乗効果を狙う、

そしてそれが上手く施された仕掛けです。





その戦略は(相乗効果という点では)きっとあたると思います。



また、やがてGDP世界第2位になる

超大国中国のことも考えています。



お台場は観光地という特色を絡めて

アジアからの観光客を睨んで、

全店で、中国のデビットカード銀聯カード」の決済が可能だそうです。



この「銀聯カード」、

実に中国で14億枚発行されているそうです!!





新しい都心型のアウトレットモール、

1消費者としてはあたると思いますが、

またウォッチしておきたいと思います。