日本コカコーラが考えるユーザ視点とその実現!!


今日は自動販売機について。



ちょっと前にふと自動販売機を見ていて



「なぜに、自動販売機は

買った人が腰をかがめてとらないといかないのか」



と考えていました。





そんなユーザの不満に

日本コカコーラの

魚谷会長という方が気づいていました。



同じように、なぜお客様の方が

お辞儀をして商品を受け取らなければならないのか、と。





実際には試みもあったようです。



商品を上に持ってくるような自動販売機、

でもこれは時間がかかる、



しかも仮に今ある自販機をすべて

そうするとなると大変なコストになる、



08年、日本コカコーラは試作品として

画期的な自販機を発表します。



その名もE40、



特徴は

商品ダミーをすべてLEDスクリーンに、

お財布携帯によるキャッシュレス、

集中操作部の設置や

中段取り出し、

などユーザと環境に意識した自販機になっています。





かの洞爺湖サミットではプレスルームに

試作品もおかれました。



その名の由来も

従来機よりも40%の省エネを実現したことによるそうです。





この自販機は、

魚谷会長が疑問をもってから、

メーカーのトップにじきじきに赴いたことから

開発が始まったそうです。



イメージ的には、

斜めドラム式の洗濯機ということのようですが、

中段取り出しを実現した、

ということには大変な苦労があったと思います。



コカコーラによると

2020年までには

全国で保有する約98万台の自販機を全面的に

こうした環境に配慮した自販機に交換するそうです。





日本コカコーラ、

マーケティング専門の組織だそうですが

(作っているのはボトラー社)



こうした自販機ひとつにしても

ユーザ視点を忘れず、

しかもそれを実現する行動力、

何だか改めてコカコーラに真価を見た気がしました。