テレビ局各社が打ち出すネットとの融合、生き残るのはどこ!?


今日は動画配信の話題。



TBSとテレビ朝日が先月末、

You Tubeで自社のニュースを配信すると

発表しました。



確かにネットとテレビの融合、

メディアミックスをどう推し進めるかというところは

各メディアにとっては課題ではありますが、YouTubeですか。



一般ユーザからすると

かなり意外な展開でしたね。



なぜならYouTubeを筆頭にした

動画投稿サイトというのは

著作権が絡んだ違法なアップロード問題で

テレビ側はそうしたサイトと敵対関係にあると思っていたからです。





この感覚は別に間違いではありませんでした。



この点についてどう解決したか、

どうやら違法動画の削除機能が大きな理由のようです。





つまり、テレビ局側がGoogleが開発した違法動画の削除機能について

その性能が高まったことで

一定の理解を示したということです。





理解・・・というよりは

そうしたリスクが軽減され、

2000万にも上るYouTubeユーザを取り込むコトのメリットが

大きくなったというところでしょうか。



YouTubeと比較すると

TBSやテレ朝のサイトは100分の1程度、

それは利用できるならしたいと思うのは当然です。



今はテレ朝もTBSも視聴は無料で広告も配信していない状態ですが、

今後、有料動画配信や広告配信も視野に入れているそうです。



ただし、こうした違法コンテンツがあるサイトには

スポンサーは二の足を踏む、

というのが業界としては当然、

その辺りの広告収入モデルも何か別に

考えなければいけなくなるかもしれません。





TBSとテレ朝がそんな動きをしている中、

フジと日テレはどうなっているか、



フジと日テレはGyaoへの出資を決めており、

同サイト経由で番組の配信サービスも開始しています。



各社とも着実に準備を進めているわけです・





今後もこうしたネット媒体との提携は続くでしょう。

テレビ局各社の動き、

各社の今後の生き残り戦略が垣間見えます。



広告にしても、クロスメディア戦略というところを

テレビ業界がどう理解して先手をうってくるのかは注目しています。



地デジへの過渡期の今、

こうした各社の動きには焦りが見え隠れするなぁ

と最近思いますね。