見本品を取得する顧客を分析する


今日はデジタルサイネージ電子看板)、

に関する話題を。



デジタルサイネージ

成長が期待されている市場です。



先月末、凸版印刷

デジタルサイネージと見本品の配布機を組み合わせた

「プロモーションマシーン」を開発した



と報じられました。





さて、これによって何ができるか、

「店頭プロモーションの自動化」です。





どういう仕組みかというと、

そのマシーンにはまず45型のディスプレイがついており、

そこで例えば料理レシピや調理法の動画を流す、



そして専用のサイトからダウンロードしたQRコード

読み取り機にかざすと

その動画に関連する商品(ポン酢とか?)の見本が選べて取得できる

自動販売機のように落ちてくる)



といった感じです。



さらに見本品を取得した利用者に

アンケートをメール配信できる機能も備わっているそうです。







面白いのは実際に人が見本品等を配るのとは雲泥の差があることです。

なぜなら、もらえるなら何となくと手を出してもらってしまう消費者を排除できます。



QRコードをかざして見本を手に入れる、

そんな行動を起こす消費者なのですから

高い興味を持っているはずです。



はじめからターゲットの取捨選択ができる、

という強みがあります。



ここは大きいと思いますね。





もうちょっと具体的に言うと、

顧客を分類する場合、こんなわけ方があります。



・嫌疑者:嫌われている

・競合者:市場調査のために情報だけを収集する

・潜在客:名前を知らない

・見込客:何らかの理由でアクセスした

・試用者:試しに買ってみた

・顧客:買ってくれた

・リピーター:何度か継続して購入してくれた

・常連客:お得意様

・支持者:熱狂的な支持者



この分類において

このマシンを利用して見本品をゲットした客は、

少なくとも見込み客以上、ということが判断できます。

(厳密には競合者は排除できませんが・・・)



そうなるとその後の販促の手を講じ易い、

というのは容易に想像ができます。



アンケートだけでなく、

小型のモニターカメラによって使用者分析もできるそうです。



これからこうしたプロモーションマシーンの展開は

まだこれからのようですが、



是非、設置されるお店があったら行ってみたい、

使ってみたい、



そう、私は競合者なのですね。(笑)

(これまた厳密には違うけど・・・)