バイヤー調査に見る女性用ヘアスタイリング剤のヒッ


昨日に引き続き今日も女性用ヘアスタイリング剤から。



昨日からの続き記事なので

昨日分を読んでからにしてくださいね。





バイヤー調査、

(昨日挙げた)メーカーに対する評価もしています。



圧倒的な強さを見せたのは、

花王です。



実は個人的にはてっきり資生堂だと思っていました。



そんな資生堂は3位、

花王ユニリーバに次ぐ結果となりました。



メーカー評価では次の点が評価項目です。



取引条件、ブランド育成力、新商品の開発力、

商品供給体制、試乗の話題作り、

企業イメージ、商品情報の速さ・量、

売り場での販促策の提案・店舗応援、

営業担当者、



最後が「営業担当者」というところがシビアですね。



さて、この9項目中、花王がどのくらいトップ評価を得たかというと、

実に8項目でトップ評価でした。



唯一、落とした評価は「取引条件(仕入れ価格等)」です。



私が予想した資生堂は、

そこそこのラインではあるものの、

取引条件、商品供給体制で最下位、



ちょっと消費者には見えないところではありますが、

若干ショックですね。



どれもそこそこではあるものの

花王がほんとにダントツです。



花王といえば、メリット「さらさらヘアミルク」を以前出したときにその大胆な市場への切り込みは

凄いなと思わされたものです。



バイヤーの評価では



「常に新規カテゴリの開発や導入がなされ、

売り場が活性化している」



と。





消費者の目線では

広告に力のないものやヒットしなかったものは

中々目に着かないもので、

その間隔が短いといかにも

連続ヒットのように見えてしまいます。



バイヤーの目線というのはそうではなく、

すべての商品に対して

メーカの力の入れ具合や挑戦的かどうかというところも分かる、



バイヤーの評価と消費者目線、

このズレを考えると



色々な観点からの調査結果がないと

迂闊な判断をしてしまう可能性が高い、



ということの表れだということでしょうね。