「名前付け」の意味を考える 〜システム開発から子供の名前まで


名前のお話です。



名前づけ、

システム開発の現場でもとても重要なことです。



ネーミングセンスがない、

と嘆いていてすむわけではありません。



そこは磨いていかないと

保守できない・・・なんてことになってきます。



私もセンスがある方ではないですが、

クラスやメソッド名にはとても悩んだりします。





話をシステム開発から離れてみると、

最近は子供の名前が読めません。



まぁ、漢字が読めないのはいいとします。

(うちの子も微妙だし・・・)



ちょっと痛い名前として実施にある名前を検索してみると、



戦争(せんそう)

脚歩茶唯(きゃぷちゃい)

羽姫芽(わきが)

振門体(ふるもんてぃ)

飛哉亜李(ひゃあい)

賢一郎(けんいちろう)

権兵衛(ごんべえ)

煮物(にもの)

黄熊(ぷう)

亜菜瑠(あなる)

ポチ男(ぽちお)

世歩玲(せふれ)

爆走蛇亜(ばくそうじゃあ)

幻の銀侍(まぼろしのぎんじ)



嘘か本当か、信じられません。

幻の銀侍って・・・。



子供の名前につけたい漢字の意味や読みには、

「こんな人になってほしい」という想いが託されていると言われてきました。



でも、最近の傾向は、

音の響きに着目されすぎている、

と言われています。



ジュリアナとかかぐやとか・・・



といった類のものです。





名前とは、その人物が社会で認識されるための符牒

他人が読めない名前には、社会性がありません




と言われている弁護士もいます。



実は、こうした名前は児童虐待につながる、

と言われている助教授がおられることを知りました。

大阪大学の西沢助教授、



彼は

「凝った名前には、子供を支配したいという気持ちが出ている」

と指摘している上、



そうした名前に横槍を入れる(待ったをかける)人間が

周りにいないということ、



それは周囲との関係が希薄で、

(大変なときに助けてくれる人も少ないので)

虐待にいきやすく、しかもそれを止める人もいない、



そういわれています。





考えたこともありませんでしたが、

言われてみればそういうこともあるかもしれない、

と思わされます。





我が家も第二子が生まれるので

名前をそろそろ考えないといけませんが



親の子に対するオモイもこめながら

皆から呼ばれやすく

認識され易い名前を付けてあげること、



未来を託す子供にできる

まさに一番最初の責任ある仕事なのかもしれません。


俵万智さん曰く、

読みやすく 覚えやすくて 感じよく 平凡すぎず 非凡すぎぬ名

が一番なんだと。




子供の名前によらず、

名前付けということを考えた場合に

とても良い言葉だと思いました。