ドワンゴの『ニコ動』から考えるメディアの在り方!!


今日はメディアの話を。


ニコ動やYouTubeなど

動画をアップロードして不特定多数の人間が閲覧する

というモデルはめずらしくなくなりました。


しかし、Youtubeは中々広告モデルによる収益が出せず、

苦しんでいるようです。

(今後はハリウッドの有料コンテンツに手を伸ばすとか何とか)


Googleとしてはトータルでは大儲けですから、

YouTubeの赤字などたいしたことはないですが、

今後の動向が注目されます。



で、今日はYouTubeではなくニコ動です。

ご存知ニコニコ動画

私はあまり好きではないのですが、

コメント機能などグッドデザイン賞も受賞しています。

wikipediaによると、日本オタク大賞2007も受賞しているそう・・・)



そんな「ニコ動」にはニコ生という仕組みがあります。

書いて字のごとく、ニコ動のインフラを利用した生放送です。


ここで意外と人気を博しているのが

政治をテーマにした生放送だそうです。


ニコ動の主要ユーザは(俗に政治に関心がないといわれる)20代

ということを考えると意外に思えます。


これについてドワンゴの川上会長はこういわれています。


「今の政治は複雑で難しく、何が正しいのか分からない。

なので、(ニコ生というインフラとコメント機能等を使って)

議論の場を作って、どの意見も聞こうと思うようなムードを作ることに

意義がある」



この発想はテレビとは違いますね。

テレビは広告収入をもとに、コンテンツ作成に

膨大なお金をかけています。


出来上がったコンテンツは

見やすいように、分かりやすいように、

そして論点を事前に整理しておいたり、

最終的には編集して上手く見せたり、

と色々なことができる分、コンテンツの質は高い、

(どうとでもできる分、そこに何らかの不当な意図があったりということもあるかもしれない)


逆にニコ生のコンテンツはそうしたことを一切しない分、

コンテンツの質は低いが、

テレビではできないところができるという意味で

評価されているわけです。



川上会長は、

「こうしたコンテンツによる議論の場を設けることによって、

偏見をもたれている人たちに発言の場を与えてニュートラルに

するのがニコ動のメディアとしての役割だと考えています」

と言われています。


メディアの公平性や独自性というものが最近は失われているように思います。


テレビとネットの違いこそあれ、

メディアという立場でどういう役割を担うのか、


テレビ視聴時間よりもネットをする時間が長いといわれる今、

そういったことも考え直す良い機会なのだと思います。


そして、そこに一石を投じるドワンゴのニコ動のメディアとしての在り方、

視聴者側としても何か考えさせられるものがありました。




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