ダイエットエクササイズに対する違和感について

ちょっとだけ。

昔の話

大学の頃、ワイドショーの中だかなんだかで「1日10分で痩せるエクササイズ」なんてものがあった。ちょうど太り始めた頃だったのでゼミの仲間に「1日10分で痩せれるんだって」なんて鬼の首をとったかの如く言いふらしたのもの・・・2日と続かず、そうこうしているうちに同じワイドショーで「1日5分で痩せるエクササイズ」という神な企画が始まり、今度は「1日5分だって」なんて言うと「お前さぁ、それ言ってるってことは1日10分は続かなかったってことだよな」と言われて、しょぼーんとした記憶があったりなかったり。

楽に痩せようという幻想

楽には痩せれない。もうこれにつきる。逆に楽に痩せれるっていうと舐めてかかるので続かないということもあるのかもしれない。ここがそうしたダイエット手法の商売の上手くいくところだと思ったりももするが、まぁでも人にいるかな。(投げやり)

ターゲットの違い

某ダイエットにきくエクササイズとか芸能人がやって「驚くほど痩せました」と言ってたりしますが、実は「楽に見えるんですけどこれが結構きついんですよ」とか言ってたりする。これって、「楽に痩せてないじゃん」とか思ったりする。要はきついけど痩せるために我慢していることに違いはない。

ビリーズブートキャンプの素晴らしさ

厳しく、きついことで有名なビリー隊長。あれは正しい戦略であり、広告だった。決して楽じゃないということを最初から名言し、その現実を知らしめた上でどう販売するかが実によく考えられている。キャラクタや魅せ方もうまかったし、マスコミの使い方が上手かった・・・。でも、そもそもあれだけのエクササイズを毎日やれば誰でも痩せることは明確な事実であるにも関わらずそれが実証されたに過ぎない。ただ1週間で結果が出るか出ないかを線引きしたところは上手かった。痩せたい人がやるので多くの人は程度の差こそあれ肥満であって、最初は結果が出るはず(ダイエットの初期は一気に痩せるのと同じ)。そういうところも計算されている。

広告に嘘はない…が

多くのダイエットは名言せずとも「楽に痩せれる」ことを謳っている。が、実際は前述したとおり「楽に見えるんですけどこれが結構…」という代物だ。おそらくそれを言っている人も気づいていないのでお互いに幸せなのかもしれないが、巧みな広告戦略の罠にかかっているというところが(使用者の話を)聞いていて違和感を覚えるところだ。広告上嘘はついてはいない…でも何かがひっかかる。そんな気持ちを感じるのは私だけだろうか。