飛行機に立ち乗り?トイレは有料?? 〜欧州航空業界の激戦!!
欧州航空大手といえば、
・ エールフランス
・ ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)
・ ルフトハンザ
でしょうか。
しかし、いずれも業績は芳しくありません。
第一四半期は
エールフランスもBAも赤字、
ルフトハンザは黒字ではありますが、前年同期比88%減です。
そんな大手の苦戦を尻目に
ライアンエアー、イージージェットの2社が
低価格を武器に支持を集めています。
そんな消費者の支持に後押しされ、
路線拡大、増便が続いています。
特に同期間のライアンエアーの最終利益は
1億2300万ユーロと
前年の赤字から大躍進です。
同社は低価格だけではなく
飛行機の常識を打ち破る取り組みを検討しています。
トイレの有料化
立ち乗り席の確保
・・・
これにはさすがに規制当局も反対しているそうですが、
同社は真っ向対立の方針のようです。
なぜならこうした取り組みが消費者に支持されているからです。
同社株の時価総額は
実は欧州航空業界でトップの49億7000万ユーロ、
利益という面でみると
ライアンエアーとエールフランスでは比べ物にならないにも関わらず、
時価総額はエールフランスの倍もあるのです。
リセッションという時代の中で、
格安という低価格戦略に集中して
あと不要なものは切り落とす、
時価総額だけでなく、
最終利益で欧州を制覇することができるのかどうか、
その結果も楽しみではありますが、
打ち出すその戦略も勉強になります。