ジュンク堂が仕掛けるフェアにみる輝くネーミングセンス!




今日はあちこちで話題になっているジュンク堂のフェアから。



福岡天神のジュンク堂が面白いフェアをやっています。

その名も、



「売れると思ったのに売れぬ本」フェア



あぁ、もうそのネーミングが秀逸、絶品、センス抜群。(ほめすぎ?)

案の定、ニュースやTwitterでも話題です。




れが



「店員の掘り出し物お勧め」フェア



なんて名前だときっと話題にはのぼらなかったでしょうね。





購買プロセスモデル

AIDMAで検証してみましょう。



ご存知、



Attention(注
意)

Interest(関心)

Desire(欲望)

Memory(記憶)

Action(行
動)



の頭文字をとって、AIDMAです。





そのネーミングによって、

世の注意・関心は上手くひきまし
た。



ではそういった本を欲しいと思わせる欲望まではどうでしょうか。





これは、現地に行ってみないと

何と
もいえない、というのがあるのですが、



ひとつはPOPに力を入れるということが必要です。



今まで売れると思っていても売れなかった本、

選者の趣味が大きく選択に関与している可能性があります。



であれば、同じような趣味や感覚の人に

その本を
手にとらせれば購買につながる可能性があります。



なのでベストセラーなんかとは違い、

まずは一度手にとってもらって見てもらわなければ話になりません。



想像の域は出ないもののきっとそう
したところは店頭で

力を入れていることでしょう。





ではどういう本がそこにはあるのでしょうか。



ある方が
実はジュンク堂に問合せメールアドレスで

そのリストをもらえないか、とお願いしたそうです。



するとなんと数時間で返事がきたそう
です。

これは、ジュンク堂今回のフェアでどこに力を入れるべきか

を考えている証拠です。



今まで売れていない本なのだか


口コミでは広まらない、



そうした宣伝は積極果敢にうってでるべきもの、

そこでこうした問合せはジュンク堂にとってチャ
ンスなのです。



しかも数時間で返信と言うあたり、

店長の素早い決断はすばらしい



で、ちょっとだけご紹介。

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ラフィック社 彩り手ぬぐい (永楽屋 細辻伊兵衛商店監修)

扶桑社 ティータイム・ソーイング (なかじまかずよ)

エイ出版社 ワイン
時間

扶桑社 チーズケーキとチーズのお菓子(桑原奈津子

ダイナミックセラーズ出版 はだか随筆

講談社ノベルス 新顎十郎捕物帳
都筑道夫

バジリコ 美しき天然(田中聡)

双葉社 吉井堂謎解き暦(浮穴みみ)

文遊社 ラブ・オブ・スピード(鈴木いづみ×阿
部薫)

幻冬舎 傷なめクラブ(光浦靖子



・・・

============(はてなジュンク堂書店さんに聞いてみた。「売れると思ったのになぜ売れぬ」の書籍リスト
」より引用




さて、これで興味のある作者や本があれば別ですけど、

少なくとも私にはなさそうです。



このリストだけで

欲求から記憶、行動へ移すことは難しそうですね。





こうしたブログでの紹介から

「読んだことある」


本の書評なんかが多くなれば

消費者の行動は欲求へ移るかもしれません。

(逆に「面白くなかった」というネガティブなものもある
かもしれませんが。。。)





ということで、

今回のフェアは施策的にはもうひとつ打ち手が欲しいところです。




も何気に話題にはなったので、

買いたい本がなくても、

福岡の方は、ちょっと見に行って見ようか的なノリで

行かれる方も多いかもし
れません。



そこでついで買いなんかで売上増、

なんて、実はそこが狙いだったり。。。





何にしても


良いネーミング(センス)ってのは
それだけでチャンスが広がる


可能性があるってのは確かな事実です。



しかも、こうしてソーシャルメディア全盛の時代に入ってくると、

こうした傾向はますます強くなるかもしれません。





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